フィルム現像!暗室作業を体験してみた

すいません、ご無沙汰してました。
気が付けばもう6月も終わりますね。

さて、僕は写真家の所幸則氏が主催する写真家集団「K-Lovers Photographers」に所属しているのですが、その所属メンバーを対象に暗室体験を企画しました。


正直、僕が暗室作業をやってみたかったというのが理由だったのですが、協力して頂いたBookcafe solowさんのご厚意もあり、何人かでできる運びとなったので企画した次第です。

僕は今30歳なんですが、社会人になって初めて買ったカメラはすでにデジカメだったのでフィルムの入れ方すら知りませんでしたし、ましてや暗室作業なんてテレビドラマなどでしか見たことがなかったんですね。

でも写真を始めてからいろんな作品を見てきた中でかなりの数がフィルムのものが多く、フィルムの作品ならではというのも見受けられました。

つまるところフィルムがどういうものか知らなかったので、一度体験してみよう!と思ったわけです。

モノクロネガと出来た写真

暗室に入ってみて

実際体験するとやはり話に聞いていただけでは味わえない感動がありました。
まさに「温故知新」を体感できてやってよかったなと心から思えました。

普段、僕はデジタル一眼レフでRAW撮影してAdobe Photoshop Lightroomで現像作業をしています。カメラからソフトウエア、そしてプリントまでの決まったスキームの中で作業を行っていました。

もちろん暗室作業も決まった段取りではあります。
暗闇の中で印画紙を露光、現像してから停止そして定着までの一連の作業の中にアナログならではの「工夫の余地」があり、非常に興味深い内容でした。

現像に使用する薬剤ひとつとっても、その日の気温や湿度によって出来上がりに影響したりするので「安定した作品作り」にはまさに職人技が必要なのです。

僕個人の感想としては予想以上にフィルム写真は「ものづくり」でした。
現像液に浸した瞬間の像が浮かび上がってくる様はデジタル写真では味わえない感動がありました。
そしてデジタル写真にも活かせる考え方や技術もたくさんありました。

写真を表現方法としている人は体験しておいて損はない体験しておかないと損だと言い切れるものでした。



とはいえ、暗室作業に使われる道具類は今では入手しにくいものも多く、自宅で暗室作業となるとかなりハードルが高いのでなかなか難しいとは思いますが最近は貸暗室なるものもあるようですので興味のある方はぜひチェックしてみてください


しかし楽しかったー!
今回は時間が限られていたので数枚しかプリント出来ませんでしたができることなら5、6時間はやっていたかったですね。
今後も不定期に暗室教室を企画したいと思った次第です。


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