【レビュー】Ai NIKKOR 55mm/f1.2【オールドレンズ】
単焦点の醍醐味といえば明るい絞り値と言っても過言ではないでしょう。
ズームレンズにはほとんどないf1.8よりさらに明るいものもあり、絞り開放で得られる被写界深度の浅さは被写体をより主題として引き立たせてくれます。
レンジファインダーでは実現できていた明るい開放値は一眼レフとなったことで開発の難易度が上がり光学メーカー各社で明るい単焦点レンズの開発競争が始まっていました。
そして1960年にNikonがはじめて55mmの焦点距離でf1.2のレンズを実現し発売。
その後このレンズはモデルチェンジを繰り返しながら13年にも渡り製造されてきました。
ざっと前置きをしましたが詳しく知りたい方はNikon公式のブログ「千夜一夜物語」をご覧くださいね。
(このブログに辿りつけた人ならすでに知っている人は多い思いますけど…)
話は少しずれますが現在Nikonで販売されているf1.2のレンズはマニュアルフォーカス単焦点50mmの
たった1本のみ。オートフォーカスのレンズは存在すらしてません。
でも新品が買えるだけありがたいんですけどね。
しかし!オールドレンズ好きが設計が古いからといって手軽な現行品を買っていいのだろうか。
否、数十年の時をこえて当時のその技術に、映しだされるその画にロマンがあるのだ!!
ぼく、うざいな。まぁいいや、さっさと作例とレビューをば。
例によってすべて開放で撮っています。
せっかくの明るいレンズ、今回は夜の街に繰り出し暗い環境で撮ってきました。
よく使うズームレンズやf2.8あたりのレンズとはやはり違いましたね。
さすがf1.2。駅前の街灯だけが頼りの暗さでもシャッタースピードをかなり稼げる。
実際、今回撮影した状況ではD610のISO1600で1/60秒より遅くなる場面は無かったです。
このシャッタースピードなら夜のスナップも手ブレを気にする必要がなく安心して持ち出せるってもんですよ。
描写は絞り開放だとぼく好みのクラシックな発色で、解像感も程よい甘さです。
暗い環境で画面端に照明などの光源がはいるとかなり特殊な歪み方をします。
この歪み方が微妙な手ブレ感があるので夜外での撮影は気をつけたいなーといったところ。
画面端の光源歪み以外の描写は概ね満足です。
取り回しについても単焦点のわりには重めでしかも前玉が大きくその分フロントヘビーにはなりますが
Nikonフルサイズ一眼の軽量級D610でも気になるレベルではなかったですね。
f1.2の前後のボケにも立体感のある世界はf1.4やf1.8とはまた別の次元にあるような感じでした。
しかしすでに生産完了しているモデルなので入手するには中古を買うしかない。
しかもコンディションが良好なものだと30,000円程度と中古レンズの中では高めな部類です。
f1.2だけが気になる方は現行品の50mmを検討した方が良いかも。
設計も55mmのものより新しく画面端の歪みも少ないと思いますしね。
50mm/f1.2はAmazonでも評価の高いレンズなので他の方のレビューもチェックしてみてください。
ズームレンズにはほとんどないf1.8よりさらに明るいものもあり、絞り開放で得られる被写界深度の浅さは被写体をより主題として引き立たせてくれます。
技術者の思いがつまった憧れのf1.2
レンジファインダー式のカメラから一眼レフが主流になりだした1950年代後半ごろレンジファインダーでは実現できていた明るい開放値は一眼レフとなったことで開発の難易度が上がり光学メーカー各社で明るい単焦点レンズの開発競争が始まっていました。
そして1960年にNikonがはじめて55mmの焦点距離でf1.2のレンズを実現し発売。
その後このレンズはモデルチェンジを繰り返しながら13年にも渡り製造されてきました。
ざっと前置きをしましたが詳しく知りたい方はNikon公式のブログ「千夜一夜物語」をご覧くださいね。
(このブログに辿りつけた人ならすでに知っている人は多い思いますけど…)
Ai NIKKOR 55mm/f1.2
ぼくが手にしたのは55mm/f1.2のAi化された最終モデルで製造は1977年以降のものです。話は少しずれますが現在Nikonで販売されているf1.2のレンズはマニュアルフォーカス単焦点50mmの
たった1本のみ。オートフォーカスのレンズは存在すらしてません。
でも新品が買えるだけありがたいんですけどね。
しかし!オールドレンズ好きが設計が古いからといって手軽な現行品を買っていいのだろうか。
否、数十年の時をこえて当時のその技術に、映しだされるその画にロマンがあるのだ!!
ぼく、うざいな。まぁいいや、さっさと作例とレビューをば。
例によってすべて開放で撮っています。
せっかくの明るいレンズ、今回は夜の街に繰り出し暗い環境で撮ってきました。
よく使うズームレンズやf2.8あたりのレンズとはやはり違いましたね。
さすがf1.2。駅前の街灯だけが頼りの暗さでもシャッタースピードをかなり稼げる。
実際、今回撮影した状況ではD610のISO1600で1/60秒より遅くなる場面は無かったです。
このシャッタースピードなら夜のスナップも手ブレを気にする必要がなく安心して持ち出せるってもんですよ。
描写は絞り開放だとぼく好みのクラシックな発色で、解像感も程よい甘さです。
暗い環境で画面端に照明などの光源がはいるとかなり特殊な歪み方をします。
この歪み方が微妙な手ブレ感があるので夜外での撮影は気をつけたいなーといったところ。
画面端の光源歪み以外の描写は概ね満足です。
取り回しについても単焦点のわりには重めでしかも前玉が大きくその分フロントヘビーにはなりますが
Nikonフルサイズ一眼の軽量級D610でも気になるレベルではなかったですね。
f1.2の前後のボケにも立体感のある世界はf1.4やf1.8とはまた別の次元にあるような感じでした。
しかしすでに生産完了しているモデルなので入手するには中古を買うしかない。
しかもコンディションが良好なものだと30,000円程度と中古レンズの中では高めな部類です。
f1.2だけが気になる方は現行品の50mmを検討した方が良いかも。
設計も55mmのものより新しく画面端の歪みも少ないと思いますしね。
50mm/f1.2はAmazonでも評価の高いレンズなので他の方のレビューもチェックしてみてください。
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