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1月, 2016の投稿を表示しています

GoogleがひそかにリリースしてるArts & Cultureがめちゃくちゃいい!

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しれっとgoogle先生は非常に素晴らしいアプリをリリースしていました。 「Arts&Culture」 国内外の美術館が協力して作られた作品を見れるアプリ(プロジェクト)です。 ストリートビューの技術で世界各地の美術館内も仮想体験できるようになっています。 ジャンルは幅広く、絵画はもちろん写真や舞台などの総合芸術の展示が手のひらで見れる。しかも無料で。 これってすごない?! なにがすごいって作品ごとにフルスクリーンで見られるんですが拡大機能がハンパない! 油彩の絵画なんかはその質感まで精細に見られます。   ゴッホなどの有名な作品も数多く展示されていて、美術の教科書の参考写真なんか比較にならないレベル。 なんで大手メディアはこんなに素晴らしいアプリを さらーっと紹介している程度 なんですかね。 こうゆうの芸術に触れる機会をより広めて関心を高めるべきだと思いますよ。 確かに海外作品のコンテキストなどは日本語に訳されてなないので改善の余地はまだまだあります。 それに美術館の企画展などで実際の作品を目の当たりにことに比べればもちろん見劣りしますしね。 それでも海外のアートに触れるきっかけとしてはこの上なく手軽で充分すぎるほどです。 キュレーターや美術コレクターでなければ日本では知ることのできない作家の作品を知ることもできるわけですから。 2016年1月現在でアプリはandroid版のみのようです。 これとは別でweb上で Art Project でも同じ内容が見られるので、PCを持っている方はぜひ大きな画面で見てみてください。

ニコンユーザーなら持っといて損はないAi Nikkor50mm/f1.4

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単焦点レンズ持ってますか? レンズ交換式のカメラ買って単焦点レンズ持ってないなんてもったいないですよ! 一眼レフに限らず、ミラーレス一眼も単焦点レンズを販売していないメーカーはないので持ってない人は騙されたと思って1本は買いましょ。 Ai Nikkor 50mm/f1.4 明るい単焦点レンズで写りが段違い カメラボディと抱合せになっているキットレンズでよくある標準ズームレンズとは写りが段違いです。 主題はキリッと背景はぼける、スマホでは撮れない写真が撮れまっせ! 現行で販売されているAF単焦点レンズで写りを楽しむことができたら次はオールドレンズの描写を楽しみましょうよ。 マニュアルレンズ最初の1本はAi Nikkor 50mm/f1.4がオススメ マニュアルフォーカスしかない不便さを楽しみつつ昨今のAFレンズではありえないクセのある描写がワクワクさせてくれると思います。 というかワクワクしてしまったらすでに両足は沼の中です。 潔く沈んでください。 さて、このレンズは発売当時人気があったらしく流通数がやたら多い。 つまり今でも比較的状態がいい個体が安値で売られている。 しかもニコンのカメラボディならオールドレンズによくある小難しいマウントアダプタなんて無なくてもすぐに使える。 オールドレンズ入門にうってつけにも程がある! といってもあれです。 このレンズ、実はまだ新品売ってるんですけどね。 厳密に言うとこれとまったく同じ設計のものは2006年までなのですけど。 それ以降も 後継モデルが今でも販売中 です。 1981年から35年ものロングセラー!流石ですよニコンさん!! なので中古買うのに抵抗がある人は新品買ってもいいと思います。 描写についてはぼくなんかよりめちゃくちゃ詳しい人がいっぱいレビューしてるんで割愛しますね。 少しですが作例をどうぞ。 開放と3段ほど絞ったものを2枚ずつ。 やっぱり絞り開放からf4あたりまでの描写はそれ以降のものとは別物です。 まさに一粒で二度美味しいレンズ。 実はこのレンズ親父が結婚する少し前に買ったものを譲り受けました。 親父からもらったフィルム時代のレンズが現行のしかもデジタルカメラで使える。 これはNikonユーザーな...

ぼく的スナップ最強カメラは結局一眼レフだった話

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ぼくは仕事の都合もあり、写真を撮るのはもっぱら夜の商店街が多いです。 いわゆる路上写真とでもいいますか。 21時から2,3時間くらい路上をよく撮影しています。 2年前一念発起してカメラを買って以来、スナップ写真に最適なカメラを模索し続けてきました。 携帯性や速写性、画質とかいろんな要因があります。 使い勝手に至っては、そりゃもう重箱の隅を突き破る勢いで悩みました。 結果ぼくが街で撮るのはNikon D610に落ち着いたんですがなぜそうなったか話したいと思います。 これからスナップ写真を撮ろうと思っている人の参考になれば幸いです。 どうしてスナップ写真とるのか? 当たり前っちゃあ当たり前なんですけど、コレが最も重要な判断基準になります。 「理由を明確にしろ!」とか「理由が明確な方が正しい!」というわけじゃないですよ。 どうしてスナップ写真を撮るのか理由が明確であるほど写真に対するモチベーションに繋がるので より重たいカメラを持ち出すための精神的なハードルが下がります。 やはりいつでも手軽にそして気軽に撮りたいのであればスマホに勝るカメラは無いでしょ。 だいたい誰でも常に持ち歩いてるだろうし。 なので、どうして写真を撮るのか。 撮りたい写真にどの程度の描写(画質)を求めるのか。 これが明確になるとカメラを選ぶ基準が見えてきます。 基準が決まっているとよけいな物を買わなくて済む ぼくは一眼レフで落ち着くまでにスマホはもちろん、コンデジからミラーレスまで いろんなカメラで街に繰り出しました。 もちろんいくつものカメラを試したからこそ一眼レフで決着したのもあるんですが。 同じ金額を使うのであれば最初から一眼レフと決めた方が絶対いい。 より自分に合った使い勝手になるアクセサリやレンズに投資した方が表現の幅が広がりますしね。 ぼくが今まで使ったカメラたち 高級コンデジ RICOH GR(小さいボディに大型センサーの画質は最高!単焦点のため画角が合わず。) コンデジ Nikon COOLPIX P340(軽さは抜群。暗所性能が低い、起動が遅い。) ミラーレス SONY NEX-5T(なんかシャッター音とかフィーリングが合わなかった。) ミラーレス Nikon Nikon1 v1(Vシリー...

【書評】コンテンツの秘密 ぼくがジブリで考えたこと

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来週の金曜ロードショーはジブリですね。 今回もバルスという名のサーバーテストが行われるんですかね、楽しみです。 さて時事ネタというわけではないですがジブリで思い出した本があったので紹介したいと思います。 コンテンツの秘密―ぼくがジブリで考えたこと (NHK出版新書 458) この本はぼくが作品を創るための考え方にヒントくれた本です。 芸術写真と記録写真の線引き ぼくは以前、自分の撮っている写真が「作品」なのか「記録」なのか。 そのふたつの線引きで悩んでいました。 ぼくが撮りたかったのは芸術写真なのですが、街でスナップ写真を撮っていると作り上げた作品が 「ただの記録写真じゃないのか?」という疑念が浮かんできたのです。 写真を撮り初めるまで「芸術」に対しての勉強なんてこれっぽっちもしたこともなかった青二才で 情けないことに自分の中で「芸術とはなにか」の定義がなかったんです。 もちろんこのご時世なのでググるまでもなくウィキペディアを見ました。 ぼくなんかより遥かに賢い人が 芸術について丁寧に説明してくれてます から。 芸術のページと関連するページをかなり繰り返し読んだのを覚えています。 それでもしっくりくる答えが見つかりませんでした。 そんな時偶然、書店でこの本を見つけて何の気なしに手にとりました。 表紙には「クリエイティブとはなにか?情報量とはなにか?」の文字。 記録写真側の目線に近い考え方が得られるんじゃないか。 ぼくはそう考え即買いしました。 幸運にも想像以上に内容がすんなり入ってきた 著者はあのニコニコ動画でも有名な川上量生氏です。 彼は経営者であり技術者でもあります。 教養のないぼくですがプレハブ小屋みたいなホームページを作れる程度の知識はありました。 なので幸いにも論理的で数字的なものの見方をする川上氏の説明はとても理解しやすかった。 コンテンツの定義 この本では様々な人の足跡から「コンテンツ」の定義について言及されています。 アリストテレス 、手塚治虫そして宮﨑駿。 アリストテレスて。 当時のぼくまさか古代ギリシャの哲学者の名前が出てくるとは思いませんでしたよ。 そして以降、ぼくの興味を示す本の分野も大きく方向転換されることになることも。 内容自体はアニメを軸にコ...

【レビュー】MIRANDA soligor f2.8/35mm【オールドレンズ】

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ここ2、3年ほどミラーレス一眼が普及したおかげでいわゆるオールドレンズが流行ってるみたいです。 ぼくもオールドレンズの魅力にやられた。ミラーレスは関係ないけど。 で、持ってるオールドレンズのなかで今のところ一番古くてお気に入りのレンズが MIRANDA soligor(ミランダ ソリゴール) 35mm/f2.8 一切の機能が無い時代のレンズは超ちっちゃい まぁ当たり前にマニュアルフォーカス。 そして時代を感じさせるプリセット絞りのマウント交換式単焦点レンズ。 1960年以前に作られているっぽい。 国産レンズなんだけど国内販売用ではなく輸出用、つまり逆輸入品らしい。 いろいろ調べたんですが、わかったのはこれくらい。 激レア!コンディションが良好な個体 ぼくが入手した段階でかなり保存状態がよく30年程度のレンズかな?なんて思ってた。 ところがどっこい調べてびっくり、60年近く経ってるレンズ。 まぁその辺はさておき、本題のレビューです。 しかしマニュアルレンズの使い勝手を語るのは野暮というもの。 肝心なのは描写なのです。・・・誰や プリセット絞りの操作に慣れてないので、ほとんど絞り開放でスナップしてきました。 拙い腕ですが以下作例をどうぞ 思ったよりクセがなく懐かしさのある写り 描写はやはり古いだけあって画面周辺がかなり個性的で滲む、歪む、暗くなる。 それでもフィルムのようなノスタルジックさはなかなかのものです。 このレンズで撮った写真を見ていて特に特徴的だったのはその発色。 高輝度の光源が画面内にあると極端にコントラストが落ちるんです。 そこがこのレンズの気に入っているところでもあるんですが、色同士のとろけ具合が ぼくの目で見たときと同じような眩しさをうまく再現できてる。 画角も35mmでスナップには持って来い。 APS-Cで使えば35mm換算で52.5mmとこれまた使い勝手の良い画角。 2016年1月現在でヤフオクなどでは1円〜4,000円程度で出品されてました。 カメラのキタムラなどの中古品を扱う店舗でもまれに在庫があるようです。 ヤフオクとかの個人取引では状態の保証はないですが「とにかく安く!」って人は フリマアプリとかチェッ...

【レビュー】二眼レフ風カメラBONZART AMPELはデートカメラだった

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手軽なスマホのカメラや本格的な高画質が撮れるミラーレス一眼が主流の今 購入から2年もたってるのに、あえて紹介したいトイカメラ。 まずぼくがなぜこのカメラを買ったか。 ファインダーを上から覗く二眼レフ特有のあの操作をやってみたかったからです。 実際に二眼レフを購入しようかと悩みもしました。 しかしデジタルの時代にデの字もない選択肢、フィルムカメラのみ」。 さらには現行で製造されている機種も極端に少ないうえに値段がかなり張る。 ぶっちゃけ上からファインダーを覗きたいだけのミーハー気分には苦行すぎるよ「二眼レフ」 憧れを憧れのまま、忘れてしまおうと思っていたとき、このトイカメラを見つけました。 BONZART AMPEL(ボンザート アンペル) 液晶画面を本体上部に配置して2種類のレンズを搭載した二眼レフ風トイデジ。 これや!わいが求めてたんわこれやったんや!ってなったよね。 で、このカメラのざっとした特徴はこんな感じ。 フルオート撮影(マニュアル不可) WEBには充分画質だけどスマホ未満な500万画素 ノーマルとチルトの2種類の単焦点レンズ 単3電池を中途半端な3本で稼働 メディアはSDカード(一応eye-fiも使えた) 軽い、とにかく軽い 遅い、とにかく遅い …ぼくはなんでこんなカメラ買ったんですかね。 デジタルなのに不便を楽しむアナログ的な思想のカメラ このカメラはスペック不足による処理の遅さやシャッターラグとか普通のカメラでは耐えられないような不便さを楽しむ愛嬌カメラと言っても過言ではないでしょう。 これはカメラとして馴染みのない二眼レフの形をしているからこそ、ストレスとしてではなく「そういうものなんだ」と楽しみとしてその不便さをうけとりやすくなっているからだと思います。 不便だと言ってしまえばそれまでなんですけどね。 その不便さがゆっくりとした写真との付き合い方を教えてくれました。 撮った写真は一応その場で確認できるとはいえ、お世辞にも綺麗とはいえない解像感の液晶。 レリーズを押してからシャッターが切れるまでの1秒位のタイムラグ。 …いやほんと、ぼくはなんでこんなカメラ買ったんですかね。 お散歩カメラ?生ぬるい!これはデートカメラや!! さてさ...