【レビュー】二眼レフ風カメラBONZART AMPELはデートカメラだった
手軽なスマホのカメラや本格的な高画質が撮れるミラーレス一眼が主流の今
購入から2年もたってるのに、あえて紹介したいトイカメラ。
まずぼくがなぜこのカメラを買ったか。
ファインダーを上から覗く二眼レフ特有のあの操作をやってみたかったからです。
実際に二眼レフを購入しようかと悩みもしました。
しかしデジタルの時代にデの字もない選択肢、フィルムカメラのみ」。
さらには現行で製造されている機種も極端に少ないうえに値段がかなり張る。
ぶっちゃけ上からファインダーを覗きたいだけのミーハー気分には苦行すぎるよ「二眼レフ」
憧れを憧れのまま、忘れてしまおうと思っていたとき、このトイカメラを見つけました。
BONZART AMPEL(ボンザート アンペル)
液晶画面を本体上部に配置して2種類のレンズを搭載した二眼レフ風トイデジ。
これや!わいが求めてたんわこれやったんや!ってなったよね。
で、このカメラのざっとした特徴はこんな感じ。
- フルオート撮影(マニュアル不可)
- WEBには充分画質だけどスマホ未満な500万画素
- ノーマルとチルトの2種類の単焦点レンズ
- 単3電池を中途半端な3本で稼働
- メディアはSDカード(一応eye-fiも使えた)
- 軽い、とにかく軽い
- 遅い、とにかく遅い
…ぼくはなんでこんなカメラ買ったんですかね。
デジタルなのに不便を楽しむアナログ的な思想のカメラ
このカメラはスペック不足による処理の遅さやシャッターラグとか普通のカメラでは耐えられないような不便さを楽しむ愛嬌カメラと言っても過言ではないでしょう。これはカメラとして馴染みのない二眼レフの形をしているからこそ、ストレスとしてではなく「そういうものなんだ」と楽しみとしてその不便さをうけとりやすくなっているからだと思います。
不便だと言ってしまえばそれまでなんですけどね。
その不便さがゆっくりとした写真との付き合い方を教えてくれました。
撮った写真は一応その場で確認できるとはいえ、お世辞にも綺麗とはいえない解像感の液晶。
レリーズを押してからシャッターが切れるまでの1秒位のタイムラグ。
…いやほんと、ぼくはなんでこんなカメラ買ったんですかね。
お散歩カメラ?生ぬるい!これはデートカメラや!!
さてさてミラーレス一眼やコンデジを週末持ちだして良く写真撮ってるよ〜って人このカメラは正直オススメできません。
理由はここまで読めばわかりますよね。
っていうか「なにこのカメラ!欲しい!!」ってならないでしょ?
ぼく的にお勧めする人は写真の初心者さんかなーと思ってます。
とくに写真を撮るのはスマホくらいでカメラなんて買ったこと無いよ〜って人
一人でお散歩カメラもいいですけどこんな一風変わったカメラなんですから
彼氏彼女とのデートの話題づくりには持って来いなんじゃないですか。たぶん。
SNSに投稿する写真も他の人とは少し違った印象で良いかもしれませんね。
ん、なにこれリア充向けか。まあいいや。
そんなトイデジ「BONZART AMPEL」2年間使った感想としては買ってよかったな~って思ってます。
高性能な一眼レフでしか撮れない写真があるように、このトイデジにしか撮れない写真がある。
それはありのままを写しだした高精細な美しい写真ではない。
撮ったその場で編集して世界にシェアできる手軽なものでもない。
撮る行為自体が記憶され、思い出で補正される写真。
それがこの頼りないカメラでしか撮れない写真なんじゃないかな、と。
以下作例をすこし
そんな感じの「BONZART AMPEL」まだまだ現行で販売中。
ほぼディスってるこの文章を最後まで読んでも欲しいって変な人!素敵な思い出画質があなたを待ってますよ!!・・・たぶん。
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