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4月, 2015の投稿を表示しています

【初心者】写真上達のために本当にやるべきたった1つの事【講座】

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最近、友人などに「どうすれば上手に撮れるんですか?」と聞かれることが増えてきました。僕はまだまだ未熟な上に、入門書の類も読まず我流でやってきました。 教えるなんてぶっちゃけ めんどk 無理です。 なので自分が少しステップアップできた要因を1つだけ紹介します。 それは 「とりあえず10,000枚撮る。」 です。 本当はいろいろと参考になるかと思い、偉い先生たちの入門書を10冊ほど立ち読みしてきました。(買ってない) で、意外なほどに知識的なことやケーススタディの事ばかりで「ド初心者」がやるべき「たくさん撮れ」ってことが書いてない。 「超入門」を謳った本ですら冒頭から書いているのはカメラの使い方と露出の基礎知識について。 これにはびっくりしました、立ち読みしながら寝れるかと思いましたよ。 ディスりたいわけではないんですが内容も似たり寄ったりでどれも薄く 正直、お金出して買うものではないです。 同じお金払うなら好きな写真集を買った方がまだ勉強になります。 露出の基礎知識はレンズカタログに書いてある。 写真を撮るうえで基本中の基本は"露出"です。 僕がカメラを買ったばかりのころ「露出ってなんや?」状態の時に すごく役に立った1冊があります。 カメラ屋さんや家電量販店に置いてあるNikonのレンズカタログ(無料)です。 かなりわかりやすく露出について解説されてます。 ここに書いてある内容が理解できないのならそれは撮影枚数が圧倒的に少ないからです。 露出が技術として本当に身につけようと思うと「頭で理解する」のではなく「経験する」ことがすんごい重要。そのシュチュエーションに合わせた露出設定は、まずいろんな撮影経験をしないとできるようになりません。 本に書いてある通りのロケーションなんてほとんどないです。 微妙な光の変化で設定が大きく変わることなんてザラなんですから。 上手くなりたいならとにかく沢山撮ることです。 頭で理解できていれば上達も早いとは思いますが、理解しようとする時間があればとにかくシャッターを切るべきです。 とはいえ闇雲に10,000枚撮るよりも少し工夫するだけで上達のスピードはすごく早くなります。 好きな作品または写真家を出来る範囲で真似してみる。 いろんな作品を...

【考察】写真におけるプリントとディスプレイ表示の違い【戯言】

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今日Nikonさんとsigmaさんが手ブレ補正機能における特許侵害訴訟で和解したようですね。 日本における特許侵害訴訟の和解成立について (Nikon公式) ここ数年出ているモデルはシグマのレンズの描写がかなり良いらしく純正には無い 魅力的なレンズも増えていたところなので、すでにシグマユーザーの方は胸を撫で下ろす思いなのではないでしょうか。 これでシグマレンズユーザーが無用なファームアップデートが無くなればいいですね。 さて、今回はプリント(アナログ)とディスプレイでの表示(デジタル)についてです。 わかりきっていることだからか意外と言及されてない部分がある気がしたんですよね。 それが何なのか考えていました。 僕が思うにそれは 写真そのものの存在感です。 利便性の面で言えばデジタルに軍配が挙がるのは言うまでもありません。 電子書籍もかなり普及してきている現在、ポケットに入る写真の枚数は1万枚を軽く超えます。 クラウドという写真の紛失や損傷のリスクを回避できる便利なツールもありますし。 しかもその利便性とトレードオフになっている写真の存在感が軽視されている気がするのです。 「データがあればいつでもプリントできるじゃん。」なんて気もしますが、どれだけの人が実際にプリントしているんでしょうか。 僕の周りで写真を趣味としている人以外は定期的にプリントしたりしている人は一人もいませんでした。 あ、プリントした 写真のもつ存在感を忘れないで欲しい と思ってるだけで別にプリントしないとダメじゃん とかじゃないです。 そんな風に考えるようになったのは、ある日 立ち読みしていた 写真集に掲載されていた1枚の写真がきっかけでした。 anthonysuau氏の「悲しみにくれる未亡人」 (公式)という写真です。この写真はおよそ30年前に撮影され、1984年のピューリッツァー賞の特集写真部門を受賞しています。 まぁ立ち読みでしかも買ってないんですけど。 というか立ち読みにも関わらず、「悲しみにくれる未亡人」を見た瞬間、 目から汗がボロボロと流れて きまして。 買える状況じゃなったのもあります。はい。 この写真、実は写真集で見る前に一度ネット上で見たことがあったので既知の写真だったのですが写真集とはいえ、このプリントを見た...

【その5】初めてカメラを買うときの選び方【一眼レフ編】

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初めてカメラ買うときの選び方5回目です。 はじめはこんなに長くするつもりは無かったんですが… ま、今回は「一眼レフ」です。 一眼レフはなんとてデカイ。 とはいえ一眼レフが選択肢に入っている人は「写真を趣味にしようかなとか」 そんな気持ちがあるんじゃないかなーと勝手に想像しているんですが。 (中にはカメラといえば一眼レフでしょ!な人もいるか) 一眼レフを買う人はそれなりに調べて選ぶ傾向があるようにおもうので 特に言うことはないです。 重い、デカいは買う前からわかっていることだし。 注意点としてはボディとレンズだけじゃ物足りなくなるってことでしょうか。 三脚やスピードライト、レフ板とか凝り出せばいくらでも散財できます。 とくに三脚は一眼レフ買うなら必須といっても過言ではないと思います。 三脚も種類が豊富で一眼レフの重さに耐えられる様なものだと安物では厳しいことが多かったり。 まぁそういった悩みも一眼レフの楽しみなんじゃないかな?とは思いますが。 マニュアルで思い通りに撮影できた時の喜びは何者にも代えがたいものがあります。 小型で高画質なカメラが多く存在するこのご時世に デカくて重い一眼レフをわざわざ選ぶんですからそれなりの覚悟があることでしょう。 と、いうわけで。 一眼レフに関して僕から言えるのは一つだけ。 予算いっぱいにボディとレンズを買うな です。 使用するシュチュエーションをしっかり想定し、必要になる機材を買う余力は残しておきましょう。 最低でも三脚は必須。ゼッタイ。 どんな撮影に、どんな機材が必要なのかはググればなんぼでも出てきます。 高い買い物なので事前に調べておくのが肝要です。 以上!! 初めてカメラを買うときの選び方 【その1】初めてカメラを買うときの選び方【カメラの種類】 【その2】初めてカメラを買うときの選び方【コンデジ編】 【その3】初めてカメラを買うときの選び方【ミラーレス一眼編】 【その4】初めてカメラを買うときの選び方【ネオ一眼編】

【その4】初めてカメラを買うときの選び方【ネオ一眼編】

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少し日が空いてしまいました、すいません。 その4です。 「ネオ一眼」は見た目にこだわらない、しかも何を買えばいいかわからない人にはこれをおすすめしてます。 見た目は一眼レフと大差ないです。 理由は簡単で コスパがすごくいい 。 細かくいえばもちろんそれだけじゃないんですが どのメリットも総じてコスパの良さに通じてしまうほどコスパがいいです。 ネオ一眼の特徴をざっとさらっておきます。 レンズ交換式じゃない。 高倍率ズーム。 見た目の割にかるい。 女子力の低い、一眼レフっぽい見た目。 といったところでしょうか。 各メーカー多くても2機種程度しか出してないので選択肢の少ない分、迷いにくいのも良い点だと思います。 ただ、かわいい見た目かと言われればぶっちゃけおっさん臭い感は否めないです。 高倍率ズームであること まずこれがひとつ目の特徴であり、メリットです。 高倍率ってどういうことかというと狭いところで広く撮れて、遠いところは望遠鏡のように拡大できる幅が広いことなんです。 これが非常にいい。 レンズ交換せずに広くも撮れて寄っても撮れる。 特に子供の発表会や運動会など身動きが取りづらい状況では必須機能の一つです。 高倍率は画質が劣るとも言われますが、それがわかるようならすでに初心者じゃないです。 ビデオカメラとしても優秀 これはすべての機種ではないのですが2014年に発売されたモデルであれば ビデオカメラとしても優秀な機種が多いのもこのカテゴリならでは。 ステップアップして一眼レフを新しく買ってもビデオカメラとして使えるので お蔵入りすることは少ないでしょう。 そういった追々のつぶしが効くのも初めて買うカメラとしてオススメできる点です。 取り扱いがわりと楽 レンズ交換式じゃないのでボディ内にゴミが入ることはまず稀でしょう。 その点で気兼ねなく使えます。 そして一眼レフには少ないバリアングル液晶を搭載しているモデルが多いのも 初心者向けである所以です。 コンデジライクに使えるインターフェースで操作性もとっつきやすいです。 といったところでしょうか。 正直、僕も一台持っておきたいカメラではあります。 小学生以上の我が子を撮ることを考えればこれほど合...

【その3】初めてカメラを買うときの選び方【ミラーレス一眼編】

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さて、シリーズ化してるわけでも無いのですが第3回です。こんばんわ。 【その1】 を読んで頂いた方は「順番的にネオ一眼じゃねーの?」とおっしゃるかと思います。  ありがとうございます、気にしないでください。 さて今回の「ミラーレス一眼」なんですが、ぶっちゃけ言っておきます。 初心者は安易に手を出さないで下さい。 可愛い容貌に油断し、うっかり手を出した日にゃあ あなたにその鋭い牙をむき出すことでしょう。 きゃつらに噛まれると確実に 大怪我 します、 財布が。 ・なぜ初心者におすすめしないのか? 各メーカー力を入れているカテゴリなので、意欲的で魅力的な機種も多く 一見初心者にもおすすめな雰囲気もあるミラーレスですが 最大のメリットであり、そして初心者最大のリスクでもある特徴があります。 それは「レンズ交換式である」ことです。 レンズを交換できるのはカメラの醍醐味でもある。 レンズ交換式というのは、レンズを交換することにより いろんな描写を楽しめるシステムであります。 しかし、取り扱いの際のリスクは初心者に意外と知られていません。 ざっくりとしたメリット・デメリットは以下の通り。 メリット 1台のカメラで、各レンズがもつ多彩な描写を楽しめる。 カメラ本体を買い換えてもレンズは資産として残る。 デメリット レンズ交換時にセンサーがむき出しになる。 使用頻度によってセンサークリーニングが定期的に必要。 一眼レフを使ったことがあって、カメラのことがある程度わかっていて レンズ交換におけるリスクを理解している人にとっては デメリットなんて無いに等しいです。 ただデメリットを全く理解せずに使うには危険すぎます。 センサーはカメラの核になるパーツです。 そしてミラーレス一眼はレンズを外した時にセンサーがむき出しになります。 それはもう顔がパンでできたヒーローのように弱点がむき出しです。 真ん中の青っぽいところがセンサー うっかりセンサーに埃が入って指で拭ったりすると画質は低下しますし 風に吹かれて砂埃が入り込もうもんなら目も当てられません。 「顔が汚れて力がでない」どころではありません。 「新しいセンサーよ!!」...

アート写真をはじめようと思ったきっかけになった1冊

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連日の雨で、ずぶ濡れ通勤のダイスケです。こんばんわ。 みなさんはアート写真といえば何を想像しますか? 僕は写真を初める前はなんかしゃれおつな写真しかイメージできず 特に具体的な写真家さんや作品などは一切知りませんでした。 そんな僕に写真を「作品」であることを強く印象付けた写真集を 少し紹介したいと思います。 この写真集は、あるブックカフェで教えてもらったのですが 小さなプリントが貼ってある表紙を見た瞬間、脳内を直接殴られるような 衝撃があったのを覚えています。 その写真家の名前は志賀理江子さん。 決して安くはない写真集だったのですが買わないのは僕の写真人生にとって 大きな損失になりかねないと強く思い、すぐ購入しました。 僕が購入したのは螺旋海岸という写真集です。 「螺旋海岸」 ※表紙画像に適切なものが無かったのでAmazonリンクを使用しています。 最初に見た時はどんな思考回路があればこんな作品が撮れるのか 本当に不思議でなりませんでした。 パッと見た印象は人間の暗さ、絶望をイメージさせるのにもかかわらず 同時に輝くような力強い魅力をもっています。 完全に矛盾しているようですが、両立されているように感じるのです。 そしていつ見てもその輝きは衰えることはありません。 ただインパクトが有るだけの写真なら2度見ようとは思わないのですが この写真集は何度も何度も見返したくなるのです。 その度にあらたな印象を受け、まるで自分に合わせてこの本も 成長しているのかと思わせるほどです。 この写真集は「表現は真に自由である」ことを教えてくれ、そして 大袈裟だと言われるかもしれませんが間違いなく僕の人生を大きく変えた1冊です。 余談ですが。 志賀さんの写真集はことごとくプレミアがつき、螺旋海岸より前に発行されている 「CANARY(カナリア)」は2015年4月現在、Amazonで定価をフル無視したなんと4万円を 超える価格で販売されています。   「CANARY」 ※表紙画像に適切なものが無かったのでAmazonリンクを使用しています。  なんかもういろいろすげえな、と。 「螺旋海岸」をみればそれも納得できるのですが。 写真に限らず芸...

【その2】初めてカメラを買うときの選び方【コンデジ編】

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注:選び方としてこのエントリーで僕から送るアドバイスで重要なのは    下の4行だけ です。どうしても読みたい方だけお付き合い下さい。 というわけで、こんにちは。ダイスケです。 前回" 【その1】初めてカメラを買うときの選び方【カメラの種類】 "のエントリーで カメラの種類についてかなり噛み砕いて、かつ乱暴に種類分けしてみました。 だいぶアグレッシブな仕分けだったので4種類には仕分けしずらい機種もあります。 レンズスタイルとかレンズ交換式でもないのにレンズ外れちゃうやつとか。 そんな機種は、かなり個性的なので初心者にはあまりおすすめできないっていう 僕の持論もあります。 個性的な機種は撮影シーンがビタッと決まると便利で、しかもそのカメラでしか撮れない特有の撮影ができてすごく良いんですがそうじゃない時は 使いづらかったり壊しやすかったりとあまりカメラを知らない人が使うには じゃじゃ馬なやつらです。 欲しい機種が個性的な場合は利用シーンをよく考慮してから購入することをおすすめします。 で、今回はコンパクトデジタルカメラ(以下、コンデジ)について掘り下げたいと思います。 コンデジ最大のメリットは小さく軽いことである。 「コンパクト」ですからね、当たり前なんですが。 僕の場合、ど初心者の時は一眼レフを持って街に繰り出したりもしましたが スナップ撮影は今、コンデジに落ち着いています。 街や自分の家族をスナップ撮影するときは小さいことはかなり重要です。 でっかい一眼レフを構えるとどうしても被写体は撮られることを意識してしまいますからね。 スナップ撮影では特に、持ち運びが簡単である以上に カメラを意識させない大きさ は重要な要素です。 (稀に普段から撮られ慣れてる人は一眼レフでも意識しない人はいます。) そんなわけでスナップ撮影をするときはコンデジが最強だと思ってます。 でもやっぱり気になるのは画質。 実際コンデジはセンサーサイズが小さいので、一眼レフと比べてしまえば そりゃ見劣りします。 ですがカメラを初めて買う人がそんなに画質シビアかといえばそんなの稀だと思います。 なんせ今のコンデジは充分綺麗に撮れます。 コンデジに満足できない人はこんなエントリー読まないでしょう...

【その1】初めてカメラを買うときの選び方【カメラの種類】

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桜も見頃を終えてすっかり春らしくなってきましたね。 先日、娘の保育所の入所式に行ってきました。 僕自身は普通だと思っていたのですが、新しく入所する子供が少ないのもあり カメラを構えている親御さんは なんと僕一人でした。 せっかくの入所式なのにもったいない…と思うのは僕だけでしょうか。 昨今はスマホのカメラ性能も良くなり、カメラなんて必要ない と思う人も少なく無いと思います。 だがしかし!カメラを使えばスマホよりもっと綺麗に写真を残せます。 スマホと連携してSNSなどでシェアしやすい機種も増えてきました。 春ですしGWに向けて新しいカメラ買いませんか? 初めてカメラを買うときに何買えばいいの? な疑問に少しでも役に立てればと思いまして。。。 長くなるので今回は大雑把にどんなカメラがあるのか? っていうのざっくり説明したいと思います。 カメラ人口が増えることを祈りつつまずは一つ目。 コンパクトデジタルカメラ コンデジとか略されることが多いです。 最近はスマホの影響でシェアも少なくなっており 各社様々な機能を搭載してきて特徴的な機種が多くなっています。 ポケットに入る大きさのものも珍しくなく、持ち歩くハードルは低い。 高級機(4〜8万円程度)の機種であれば画質も良く、 プリントにもA4サイズ程度までなら条件次第で耐えられる。 フルオートで気軽に取れてミスも少ない。 価格も比較的安いものが多く、初心者におすすめ。 メリット 比較的安い機種が多い。 小さくて軽く、持ち歩きやすい。 メンテナンスがお手軽。 デメリット 電池のもちが悪い。 一眼レフなどに比べると画質が劣る。 レンズフィルターが使えないことが多い。 ネオ一眼 高倍率ズームコンデジともいわれたり。 厳密なカテゴリはメーカーによって若干の違いはあります。 特徴としては見た目は一眼レフカメラとよく似ているけど レンズ交換ができない 点。 ズームできる幅が非常に長く作られているため、1台でいろんな画角が楽しめます。 正直、これ一台で撮れないシュチュエーションは無いんじゃないかってくらい万能です。 乱暴な言い方をすれば初心者の人はとりあえずこれ買っとけ的な。 バリアングルやチルト液晶の機種...

【考察】自分の作品が視覚美術として成立させるためには【駄文】

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写真という媒体を使い表現する。 それが視覚美術足り得るのか。 これまでに僕なんかよりずっと知識も経験もある人達が議論をしてきたみたい。 「購入者が美術品として購入したのであれば、その写真は美術品である。」 って意見もあるようで。。。 しかし僕は今、表現者として自分の作品を視覚美術であることを断言することが今はまだできない。 「技術的に不十分なのではないか?」 「そもそも表現とはどういうことなのか」 いろんな事が頭の中を駆け巡り、ファインアートに対しての思いを迷わせます。 稚拙な文章でしか綴れないけど、自分の言葉で今のアートに対する考えを残しておこうと思いました。 ま、迷っている今だから出てくる言葉もあるでしょうし。 現状の僕はシンプルにコンセプトとテーマをもって撮り続けていけば それが例え拙い技術であったとしてもファインアートになると考えています。 ファインアートという概念は個人差があり、文字通り千差万別なのは明らか。 そこに定義付けすること自体がナンセンスであることも頭では理解している。 定義を作り、作った定義の中に収まれば「自分はアートをやっている」なんてくだらない安心感があるからこんなことを考えてしまうんだろう。 だから自分の作品が弱いと感じてしまう。 撮りたいものを好きなように撮ればいい。 より好きになれる1枚を追い続けるというシンプルな行動こそが 力強く、そして美しく見る人の心を揺さぶる「傑作」を生み出すのかもしれない。 初心者が調子にのって芸術かどうかの考察をしている時点で落第だってこと。嗚呼。 自分が撮りたいものを明確にして、もっと沢山撮ろう。 なんという自己完結。

初めてコンデジを買った時に買っておけば良かった周辺機器ベスト5

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最近コンデジを高頻度で使用している関係であとから買い足した 周辺部材をリストアップしました。 特に初めてカメラ買った人はぜひチェックしてみてください。 ・予備バッテリー 使用頻度によっては必要ない人もいるかと思いますが コンデジは液晶モニターがかなり電池を消耗します。 もともと大きくない電池の容量ですので日中撮りながらだと 僕の場合はすぐバッテリー切れをおこします。 もう完全必須アイテムです。 普段持ち歩くなら絶対買うべき。 ・バッテリーチャージャー 最近はUSBケーブルを本体に接続して充電する機種も多く 付属してないコンデジには必須。 メリットとしては 開閉しないからUSB端子のカバーを痛めない。 バッテリー2本あればバッテリー切れで使えない時間を無くす(少なく)ことができる。 ・ネックストラップ 一眼レフみたいに太めのものじゃなくてもいいのでネックストラップがおすすめです。 大体のコンデジはハンドストラップが付属しているのですが 散歩撮りするならネックストラップがほんとにおすすめ。 手ぶらになるので歩きやすいですし、ハンドストラップに比べ ぶつけにくいメリットもあります。 ・ブロアーとレンズクロス コンデジは一眼レフと比べてレンズ口径が小さいため 画質が埃の影響を受けやすいです。 小さいブロアーをレンズクロスに包んで持ち歩けば外で埃がついても安心です。 持ち歩かない場合でも使ったらその日の埃は落としてあげて下さい。 ・三脚 言わずもがな。種類はお好みで。 軽量テーブル三脚とか自撮り向けのものとか最近は種類も豊富です。 カメラと一緒に持ち歩くと小さいなりに撮影の幅が広がります。 いかがだったでしょうか。メモリーカードは無いとそもそも撮れないので除外しました。 バッテリーと充電器以外は1,000円程度の安いものでも充分ですので 持ってない物があれば、カメラライフがより幸せになるのでぜひ検討してみてください。

Nikon P340に液晶ビューファインダーLCD-V1をつけたら快適すぎる件

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コンパクトカメラ(以下コンデジ)は取り回し易く常に持ち歩いているんですが いかんせん拡張性が皆無なのが僕的にモヤモヤするところであります。 そんなコンデジのNikon P340を使用しているのですがご多分に漏れず ファインダーが無く、オプションとしてもメーカー純正品は存在しないため よく晴れた日は液晶モニターが見づらいので、どうしたものかと困っていました。 Amazonを彷徨っていたら良い物を発見したので価格も良心的だったので、ポチ! Amazonのレビューを見てみると老眼の人がよく購入してるみたいなんですよね。 もちろん老眼じゃない人も外で撮影するときに液晶が見えにくい場合は非常に有用です。 一眼レフ用とはいえカタログ値でギリギリ僕のP340にも 装着できそうだったので買ったわけです。 カメラ本体に両面テープで金属フレームを貼り付けて、ファインダー本体は マグネットでバチンとつけるタイプなので必要なときに素早く装着することができて 予想より使い勝手がよく出来てます。 装着したP340 がカッコイイって思った俺はすでに手遅れなんだと思う。 ファインダー覗いたらこんな感じ。 画像は歪曲してますが実際は肉眼で覗くとそれほど気になりません。 使って見た感想としてはマジ買って良かった! 拡大鏡付きで液晶の体感サイズが大きくなって画作りに集中できる。 しかもコンデジ特有の軽さが原因の手ブレも顔に押さえることで防止にもなる。 メリットばっかりや!と。 デメリットとしてはファインダー本体が結構かさばる点ですかね。 かさばるとはいえ、単焦点レンズくらいの大きさで重さも他の機材を思えば皆無なので メリットを考えれば僕の使用だと全然気にならないです。 注意点として接点がマグネットだけなのでファインダー部を持つとカメラが ポロリするのでファインダー本体だけで持たないようにしましょう。 かなりニッチな商品ですがP340ユーザーには特におすすめできます。 気になった方はぜひチェックしてみてください。 Amazon リンク

スナップ写真を撮ること

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このエントリーはあくまで自分の気持ちのアーカイブなので その辺をご理解頂ける方のみ読み進めて下さい。 写真を撮り始めた頃はスナップがメインでよく街を撮っていた。 フルサイズ一眼を文字通り担いで夜な夜な街をがむしゃらに撮りまくっていた。 最近のスナップはもっぱらコンデジで撮っている。 「スナップ」するにはフルサイズ一眼はデカすぎる、うん。 僕にとってスナップ写真はどういうものかを 備忘録として少しまとめとく。 「春の陸舟」 通常の作品作りとは異なりスナップを撮るとき、僕はRAWで保存していない。 いわゆる「撮って出し」というやつ。 理由は簡単で、あとから補正の自由が効かないというプレッシャーを あえて自分に負わせたいから。 あとSNSでしか公開する気がないのでそんなに画質も必要ないというのもある。 程よい緊張の中、今の自分がどういうものに対してシャッターを切るのか。 それをアーカイブし、自分の価値観を明確にしていきたいと思っている。 「寵愛と無差別」 上の 寵愛と無差別 は「母なる」と称される海や大地の本質を写した一枚。 (実際写せているかはさて置き) そこに流れるのがゴミであろうと花びらであろうと等しくすべてを飲み込むのが実際だろう。 仮にこれが人間だったとしても、瓦礫だったとしても水は変わらずすべてを飲み込むのだ。 そこにある事象を人は自分の尺度で観察しているに過ぎない。 僕は水や風、大地は本質的には不変だと思っている。 不変に対して抱く人の情緒の虚しさをとらえたかった。 「滲み」 今はコンテンポラリーアートとしての作品を作るために 一枚一枚にできるだけ撮った理由を明確にしていくことは大事にしている。 「どうしてシャッターを切ったのか?」は常に問い続けて行きたいと思う。