アート写真をはじめようと思ったきっかけになった1冊

連日の雨で、ずぶ濡れ通勤のダイスケです。こんばんわ。

みなさんはアート写真といえば何を想像しますか?

僕は写真を初める前はなんかしゃれおつな写真しかイメージできず
特に具体的な写真家さんや作品などは一切知りませんでした。

そんな僕に写真を「作品」であることを強く印象付けた写真集を
少し紹介したいと思います。

この写真集は、あるブックカフェで教えてもらったのですが
小さなプリントが貼ってある表紙を見た瞬間、脳内を直接殴られるような
衝撃があったのを覚えています。

その写真家の名前は志賀理江子さん。

決して安くはない写真集だったのですが買わないのは僕の写真人生にとって
大きな損失になりかねないと強く思い、すぐ購入しました。

僕が購入したのは螺旋海岸という写真集です。

※表紙画像に適切なものが無かったのでAmazonリンクを使用しています。

最初に見た時はどんな思考回路があればこんな作品が撮れるのか
本当に不思議でなりませんでした。

パッと見た印象は人間の暗さ、絶望をイメージさせるのにもかかわらず
同時に輝くような力強い魅力をもっています。
完全に矛盾しているようですが、両立されているように感じるのです。
そしていつ見てもその輝きは衰えることはありません。

ただインパクトが有るだけの写真なら2度見ようとは思わないのですが
この写真集は何度も何度も見返したくなるのです。
その度にあらたな印象を受け、まるで自分に合わせてこの本も
成長しているのかと思わせるほどです。

この写真集は「表現は真に自由である」ことを教えてくれ、そして
大袈裟だと言われるかもしれませんが間違いなく僕の人生を大きく変えた1冊です。






余談ですが。

志賀さんの写真集はことごとくプレミアがつき、螺旋海岸より前に発行されている
「CANARY(カナリア)」は2015年4月現在、Amazonで定価をフル無視したなんと4万円を
超える価格で販売されています。


 
「CANARY」
※表紙画像に適切なものが無かったのでAmazonリンクを使用しています。


 なんかもういろいろすげえな、と。
「螺旋海岸」をみればそれも納得できるのですが。

写真に限らず芸術に興味のある方、ぜひご覧になってみてください。
そしてCANARY持ってる方お願いです、見せて下さい(切実

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