スナップ写真を撮ること

このエントリーはあくまで自分の気持ちのアーカイブなので
その辺をご理解頂ける方のみ読み進めて下さい。


















写真を撮り始めた頃はスナップがメインでよく街を撮っていた。
フルサイズ一眼を文字通り担いで夜な夜な街をがむしゃらに撮りまくっていた。

最近のスナップはもっぱらコンデジで撮っている。
「スナップ」するにはフルサイズ一眼はデカすぎる、うん。

僕にとってスナップ写真はどういうものかを
備忘録として少しまとめとく。
「春の陸舟」

通常の作品作りとは異なりスナップを撮るとき、僕はRAWで保存していない。
いわゆる「撮って出し」というやつ。

理由は簡単で、あとから補正の自由が効かないというプレッシャーを
あえて自分に負わせたいから。
あとSNSでしか公開する気がないのでそんなに画質も必要ないというのもある。

程よい緊張の中、今の自分がどういうものに対してシャッターを切るのか。
それをアーカイブし、自分の価値観を明確にしていきたいと思っている。

「寵愛と無差別」

上の 寵愛と無差別 は「母なる」と称される海や大地の本質を写した一枚。
(実際写せているかはさて置き)

そこに流れるのがゴミであろうと花びらであろうと等しくすべてを飲み込むのが実際だろう。
仮にこれが人間だったとしても、瓦礫だったとしても水は変わらずすべてを飲み込むのだ。
そこにある事象を人は自分の尺度で観察しているに過ぎない。

僕は水や風、大地は本質的には不変だと思っている。
不変に対して抱く人の情緒の虚しさをとらえたかった。

「滲み」

今はコンテンポラリーアートとしての作品を作るために
一枚一枚にできるだけ撮った理由を明確にしていくことは大事にしている。

「どうしてシャッターを切ったのか?」は常に問い続けて行きたいと思う。


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